やさしさのきおく

やさしくされたきおく　が　ある

あいされたきおく　が　ある

だれか　に　やさしくされた　きおく

いくつになっても　のこるもの

じぶんがしてもらったこと　を

ひとはほかのだれか　にもする

すること　が　できる

いしきしても　しなくても

はんたいもしかり

りふじんなこと　を　されたひとは

こころにきず　を　もつ

そのきずは　いくつになって　ものこる

ささいないじめ

ささいないやがらせ

それを　おこなったほんにん　であるかがいしゃ　は

おぼえてはないだろう　が

ひがいしゃ　は　おぼえている

しっかりと

ひとはおそらくその　たしざん　ひきざん　で　こころをつくっている

まいなすがおおければ　ひとをしんじることができない

ぷらすがおおければ　ひとをひんじることができる

きょくろんなので　たんじゅんに　そんなかんたんなはなし　では

ないのかもしれない

でもそんなきがする

いまのわたしは　うんがいい　ことに　ぷらす　なのだろう

だから　ほかのだれかがこまっている　とき

できるはんい　で　やさしくしたい　と　おもう

そうすることで　よのなかのやさしさ　が　すこしでもふえるのならば

それでは